CAに必要な英語力とは?航空会社別のTOEIC基準・面接対策まで徹底解説

CAに必要な英語力とは?航空会社別のTOEIC基準・面接対策まで徹底解説

こんにちは、Kanaです!
「英語が苦手で自信がない…」
そんな声をたくさん聞いてきました。
実は、私もTOEIC380点からのスタート。でも工夫次第でスコアも会話力も伸ばせます!
この記事では、CAに求められる英語力と対策法を紹介します。


キャビンアテンダント(CA)に求められる英語力

キャビンアテンダント(CA)を目指すうえで、多くの方が最初にぶつかる壁が「英語力(TOEICスコア)」です。

結論からお伝えすると、応募条件となる基準は「日系大手航空会社でTOEIC 600点以上」、「外資系航空会社でTOEIC 700〜800点以上」が一つの大きな目安となります。

日系航空会社(JAL・ANA等)の基準:TOEIC 600点以上

JAL(日本航空)やANA(全日本空輸)をはじめとする日系大手では、募集要項に「TOEIC 600点以上、または英検2級以上」といった条件が明記されています。

▼目安イメージ

英検2級と同等レベル。日常会話の基本を理解でき、業務上の指示にも対応できる英語力の土台がある状態です。

▼実際の採用選考

TOEIC 600点ギリギリでも合格した実績はありますが、実際の合格者はより高いスコアまで伸ばしているケースが多いのも事実です。600点はあくまで「選考の土俵に立つためのスタートライン」。スコアが高ければ高いほど、書類選考でや面接での心強いアピール材料になります。

外資系航空会社の基準:TOEIC 700〜800点以上

エミレーツ航空やカタール航空などの中東系、シンガポール航空や香港航空などのアジア系では、機内での公用語がすべて英語になります。

▼目安イメージ

英検準1級〜1級と同等レベル。日常会話はもちろん、機内での多様なシチュエーションやトラブル対応にも臨機応変に英語で応対できるコミュニケーション能力が求められます。

▼実際の採用選考

外資系の場合、TOEICのスコア提出自体が必須でない会社もありますが、実質的には700〜800点以上の英語力が前提となります。スコアを持っていれば、書類選考の段階で確実な英語力を証明できるため、大きなアドバンテージになります。

また、スコア数値以上に「英語でのグループディスカッションや面接で自分の考えを正確に伝えられるか」という実践的な英会話力が重視されます。

私も、初めて挑戦したシンガポール航空のCA採用選考までに、TOEIC800点を取得しました。結果的にシンガポール航空は最終選考で悔しい思いをしましたが、その後合格をいただいたカタール航空やエミレーツ航空の選考でも、取得したスコアはしっかりアピールしました。最初の書類選考の段階で自分の英語力を客観的に証明できるのは、資格やスコアの欄です。何も書かないより、目に見える実績を作っておくと安心といえます。


CAに英語力が必要な理由

CAを目指す際、つい「TOEICのスコアアップ」ばかりに目が行きがちですが、本当に大切なのは「機内で使える実践的な英語力です。

単なる「入社試験のためのスコア」ではなく、実際のフライト業務でなぜ英語が必要とされるのか、主な3つのシーンを解説します。

① 多国籍な乗客への接客

国際線はもちろん、近年は国内線でも多くの外国人観光客が利用されています。言葉の壁を感じさせず、快適に過ごしていただくためのコミュニケーションはCAの大切な役割です。

▼実務での具体例

  • 機内食の選択やドリンクサービスの丁寧なご案内
  • 「寒気を感じる」「機内販売の品について詳しく知りたい」といった個別のニーズや質問の聞き取り
  • 機内で体調を崩された乗客への問診や、薬・応急処置の手配
     

「決まったフレーズを話す」だけでなく、相手の表情や状況を汲み取りながら臨機応変に対応する英会話力が求められます。

② 外国人クルーとの業務連携

外資系航空会社はもちろん、日系エアラインであっても、パイロットや一緒に乗務するチームメンバーに外国籍クルーが含まれるケースは珍しくありません。

▼実務での具体例

  • フライト前のブリーフィング(打ち合わせ)での安全情報の共有
  • 飛行中の揺れ(タービュランス)に関するパイロットからの指示の理解
  • 機内サービスの手順やトラブル発生時のクルー同士での情報共有
     

安全でスムーズなフライトを作り上げるためには、「間違えず・素早く・明確に」やり取りできるチームワークのための英語力が不可欠です。

③ 緊急時(保安業務)の迅速で明確な指示

CAの重要な使命は「乗客の安全を守る保安要員」としての役割です。万が一の緊急事態が発生した際、パニックを防ぎ乗客を安全に誘導するためには、迷いのない英語での指示が求められます。

▼実務での具体例

  • 緊急脱出時における「ベルトを外して!」「荷物は持たないで!」といった明確で力強い英語アナウンス・指示出し
  • 減圧(酸素マスク着用)や緊急着陸時の安全姿勢の誘導
  • 不審物発見時や迷惑行為を行う乗客への毅然とした警告・対応
     

緊急時には難しい単語や洗練された表現ではなく、「誰にでも一発で伝わる、シンプルで力強い英語」を躊躇なく発声できる能力が必要とされます。


CAの実務で本当に必要な「英会話スキル」

「TOEIC 700点を取ったのに、いざ外国人を前にすると言葉が出てこない…」と悩む受験生はとても多いです。

実際の現場で求められるのは、ネイティブレベルの英語や難しい表現ではありません。本当に必要なのは「シンプルで丁寧な接客英語」と「相手の状況を汲み取るリスニング力」の2つです。

① 丁寧で伝わりやすい「接客英語」

機内での英語接客において大切なのは、ネイティブ並みの格調高い語彙力ではなく、「分かりやすく、丁寧で、温かみのある表現」です。

  • 難しい文法よりも「丁寧さ」
    例えば、機内食を聞く際に「What do you want?」ではなく、「Which would you prefer, beef or chicken?」と言えるかどうかが重要です。決まった基本フレーズ(クッション言葉や丁寧な表現)をマスターしておけば、大半の接客業務はカバーできます。
     
  • 一発で伝わる「シンプルさ」
    緊急時や機内サービス中、長々と複雑な文章を話す必要はありません。誰にでも理解できるシンプルな言葉選びができることが、安全でスムーズな案内につながります。
     

② 相手の状況を汲み取る「リスニング力・傾聴力」

実務において、自分で話すこと以上に難関となるのが「乗客の英語を聞き取ること」です。

  • 世界中の「さまざまなアクセント(訛り)」への対応力
    機内の乗客や外国人クルーは、必ずしもアメリカ英語やイギリス英語を話すわけではありません。インド系、アジア系、中東系、ヨーロッパ系など、多様なアクセントの英語に触れることになります。ネイティブの英語だけに慣れるのではなく、さまざまな訛りに対して耳を傾ける姿勢(傾聴力)が求められます。
     
  • 言葉の裏にある「ニーズ」を読み取る力
    乗客が単語単体(例:「Water...」)や不完全な文章で伝えてきたとしても、表情や仕草から「薬を飲むためのお水かな?」「お子様用かな?」と状況を汲み取る傾聴姿勢があれば、十分なおもてなしが可能です。
     

私もCAになりたての頃は、ネイティブや他国のクルーが話す独特のアクセントが聞き取れず、悔しい思いをしたこともあります。
でも大丈夫。機内で重要なのはコミュニケーションです!聞き取れなければ丁寧に聞き直し、伝わらなければ言い方を工夫するなど、相手に寄り添う気持ちと失敗を次に活かす前向きな努力が大切です。


英語が苦手な人がCA合格レベルまで英語力を伸ばす方法

「英語に苦手意識がある…」「何から手を付ければいいかわからない…」という方も安心してください。最初から完璧を目指す必要はありません

着実にCA合格レベルまで英語力を伸ばす方法を紹介します。

① TOEICスコアを達成する

日系エアラインの基準である「TOEIC 600点の壁」を突破するには、出題傾向に絞った効率的な学習が不可欠です。

  • 「単語力」の徹底強化
    TOEICは頻出単語が決まっています。まずはTOEIC特化型の単語帳を1冊決め、スキマ時間に何度も反復して基礎語彙を固めましょう。
     
  • 「Part 1・2(リスニング)」の完答を目指す
    600点突破のポイントはリスニングパートです。特に短いやり取りのPart 1・2は、問題形式に慣れて解き込むことで一気にスコアアップが狙える得点源です。毎日15分でも音声を聴く習慣をつけましょう。
     

② 英会話で「話す壁」を破る

TOEICの勉強と並行して行いたいのが、「口から英語を出すトレーニング」です。

  • 定番フレーズを覚えて声に出す
    最初からフリートークをする必要はありません。「自己紹介」「志望動機」「機内接客フレーズ」などの決まり文句を書き出し、スムーズに出てくるまで何度も反復練習(シャドーイングや音読)を行います。
     
  • 1日15〜25分の「習慣化」を作る
    オンライン英会話などを活用し、「毎日英語で話す時間」を生活に組み込みましょう。「話す恐怖心」をなくし、笑顔でハキハキと英語を話す度胸を養うことが、のちの英語面接対策にも直結します。
     

③ 海外留学

時間と費用を工夫して、海外留学に挑戦するのも非常におすすめな方法です。机上の勉強だけでは得られない「生きた英語力」と「国際感覚」を一気に鍛えることができます。

  • 実践的な英語環境で「表現の幅」を広げる
    現地の人が普段使う生きたフレーズに触れることで、教科書だけでは学べない自然な英語表現が身につき、英語力の底上げに繋がります。
     
  • 多様なアクセントに慣れ、適応力を身につける
    語学学校には世界中から留学生が集まります。実務(機内)でも遭遇するさまざまな国のアクセント(訛り)に日常的に触れることで、どんな英語でも聞き取れる柔軟な耳が養われます。
     
  • 「CA特化型留学」で効率的に対策する
    英語でCAの専門知識や機内接客を学べるプログラムもあります。英語力と専門知識を同時に学べるため、CA合格に向けた非常に効率的な準備が可能です。
     

海外での生活や異文化との出会いは、面接で「国際感覚」や「多様性への理解」をアピールする際にも、自分だけの強いエピソードにもつながります。

私自身も留学を経験しましたが、英語力の底上げはもちろん、異文化交流で自分の世界が大きく広がりました。「行ってよかった!」と心から思えますし、選考や実務でも大きな強みになりました。
スカイアカデミーでは1年間でディプロマ資格が取れる海外エアラインスクールへの留学サポートも行っています。英語力とCAの知識を同時に身につけたい方は、ぜひ気軽にご相談くださいね!


CA採用試験の「英語面接」を突破する3つの対策

英語面接で評価されるのは、語彙の多さや完璧な文法ではありません。一番見られているのは「機内でお客様と心地よくコミュニケーションが取れるかどうか」です。選考を突破する3つの対策を押さえましょう。

① 定番質問の「回答パターン」を用意する

面接で聞かれる質問の多くはシンプルです。事前に自分なりの回答を整理しておきましょう。

▼押さえておくべき定番質問

  • Self-introduction(自己紹介)
  • Why do you want to be a Cabin Crew?(志望動機)
  • What are your strengths and weaknesses?(長所・短所)
     

回答を丸暗記すると途中で忘れた時に詰まってしまいます。「伝えたいエピソードの要点」だけを覚え、自分の言葉で繋ぐ練習をしましょう。

② 完璧な文法より「伝える姿勢」を意識する

日本人受験生にありがちなのが、「文法を間違えたらどうしよう」と緊張して表情が硬くなってしまうことです。しかし、面接官が見ているのは正しい文法以上に「機内での接客にふさわしい姿勢」です。

英語はあくまでコミュニケーションのツール。完璧な文章を話そうと意識しすぎる必要はありません。大切なのは「伝えたい内容」に集中し、笑顔で自分の言葉を使って伝えようとする姿勢です。

③ 英語でのグループディスカッション(GD)対策

外資系エアラインの選考で多いGD(グループディスカッション)では、スピーチ力以上にチームワーク(傾聴力と協調性)が評価されます。

ただ自分が話すだけでなく、他人の発言に「I agree.」「That's a great idea!」と笑顔でリアクションを取ったり、まだ発言できていない人に声をかけたりする配慮が重要です。

また、自分が話す時は「結論から話す(結論ファースト)」のが大きなポイント。「I think A, because...」と簡潔に自分の意見を伝え、円滑な議論を意識しましょう。


よくある質問(FAQ)

TOEIC600点がないとCAに応募できませんか?

応募する航空会社によって異なります。
募集要項にスコアの提出義務がない航空会社であれば、600点がなくても応募自体は可能です。ただし、応募条件として「TOEIC 600点以上」と明確に記載されている場合は、スコアがないと書類選考で不合格になってしまう可能性が高くなります。CAの実務において英語力は必須スキルのため、まずは目指す航空会社の基準スコアをクリアすることを目標に準備を進めていきましょう

CAになるには英語以外に必要な資格はありますか?

必須となる資格は特にありません!
CAの応募条件で指定される資格はTOEICといった語学資格が一般的です。ただし、手話検定、マナー検定、秘書検定、または中国語や韓国語などの語学資格を持っていると、選考や実務でのアピール材料(接客力や多様性への対応力)として活かすことができます

資格について、詳しくは以下の記事で解説しています。

キャビンアテンダントに有利な資格と必要スキル|合格のための対策法を解説

日系CAでも英語の面接はありますか?

部分的に英語で質問されることも考えられます。
面接自体は日本語で行われるのが一般的ですが、一部、英語で聞かれる質問もあります。また、面接とは別に英語の筆記試験を実施する航空会社もあります。
その場で焦らないよう、基本的な質疑応答や筆記試験の対策は事前にしっかり準備しておきましょう!

外資系CAになるのは難しいですか?

しっかり対策と準備をすれば、外資系CAも十分目指せます!
外資系エアラインの選考で重視されるのは、高学歴や完璧な英語スコアではなく「英語でのコミュニケーション力」と「人柄」です。
また、即戦力が求められる傾向にあるため、アルバイトや前職での接客経験も心強いアピール材料になります。ポイントを押さえた面接対策を行えば、未経験からでも十分にチャンスがあります

外資系CAについて、以下の記事で詳しく紹介しています。

外資系CAになるには?仕事内容・条件・スキル・採用までの流れを完全解説


まとめ

CAを目指すうえで、英語力は欠かせない必須のスキルです。

日系航空会社でTOEIC 600点、外資系で700〜800点が一つの目安となりますが、試験で重要なのは完璧な文法よりも「相手に伝えようとする姿勢」と「笑顔でのコミュニケーション力」です。

今英語に苦手意識がある方でも、正しい順番で対策を積み重ねていけば、着実にCA合格レベルまで引き上げることができます。

まずは自分の現在地を知り、目標に向けて「今できること」からひとつずつ始めていきましょう!

スカイアカデミーでは、合格率94%・28社以上の実績とGoogle口コミ数No.1という受講生の皆さまからの高い信頼をもとに、オンライン完結で皆さんの夢を全力でサポートしています。

▼Sky Academyの特徴

  • オンラインでどこからでも学べる
  • 100以上の動画講義が見放題
  • 日系・外資含め航空会社ごとの専門講座
  • レッスンアーカイブも見放題
  • グループレッスン・個別レッスンで面接対策
  • 合格後のプレトレーニング

Sky Academyには、カタール航空とエミレーツ航空でCA経験のあるKanaを含めて、エミレーツ航空CA経験者3名、エティハド航空CA経験者1名、シンガポール航空CA経験者1名、カタール航空CA経験者1名、ANA(全日本空輸)CA経験者1名、の講師が指導しています。

講師のKanaはJALとANAに合格した経験があり、また大手日系エアラインで10年以上の経験がある講師も在籍しています。

海外留学のサポートも行っております。講座や対策に関するご質問はお気軽に公式LINEよりご連絡ください。 

留学サポートも面接対策もできるのはスカイアカデミーだけ!