【エミレーツ航空/CA】世界中を飛び回る1ヶ月のフライトスケジュール大公開

スカイアカデミーのKanaです!
外資系のCAさんのスケジュールって、気になりますよね?
私もCAを目指している頃は、『どんな国に行ってどんな生活をしているんだろう〜?』とワクワクしながら想像していました。
今回は、エミレーツ航空で働くCAの1ヶ月のスケジュールを大公開!
私が実際にエミレーツ航空で働いていた時の経験をもとに、スケジュールにの仕組みや、フライトの交換・リクエスト制度についても詳しくご紹介します。
エミレーツ航空CAの1ヶ月のフライトスケジュール
エミレーツ航空では、勤務スケジュールのことを『Roster(ロスター)』と呼びます。
これは外資系航空会社では一般的な呼び方で、CAの勤務予定や休みがすべて記載されたものです。
ロスターには、以下の2種類のフライトが含まれます。
- ターンアラウンド(Turnaround) → 現地に滞在せず、同じ日にドバイへ戻る便
- レイオーバー(Layover) → 現地で滞在し、翌日以降にドバイへ戻る便
基本的に 6時間以上のフライト ではレイオーバーが発生します。
また、深夜便の場合は5時間以上 でもレイオーバーとなることが多いです。
それでは、私がエミレーツ航空で働いていた時の実際のロスターを紹介します!
1日 | クアラルンプール→ドバイ(深夜便) |
---|---|
2日 | → |
3日 | OFF |
4日 | OFF |
5日 | OFF |
6日 | ドバイ→ポルト |
7日 | (ロングレイオーバー) |
8日 | ポルト→ドバイ |
9日 | → |
10日 | OFF |
11日 | ドバイ→ラホール(深夜便ターン) |
12日 | → |
13日 | OFF |
14日 | OFF |
15日 | ドバイ→ローマ(レイオーバー) |
16日 | ローマ→ドバイ(深夜便) |
17日 | → |
18日 | Rest |
19日 | ドバイ→フランクフルト(深夜便)(レイオーバー) |
20日 | フランクフルト→ドバイ |
21日 | OFF |
22日 | Rest |
23日 | ドバイ→成田(深夜便)(レイオーバー) |
24日 | 成田→ドバイ |
25日 | → |
26日 | OFF |
27日 | OFF |
28日 | ドバイ→バンコク(深夜便) |
29日 | バンコク→ドバイ |
30日 | OFF |
1ヶ月の総フライト時間
この月の 総フライト時間は約90時間 でした!
ロスターの内容は毎月異なり、ヨーロッパ便が多い月もあれば、アジア便中心の月もあります。
特に 同じ地域のフライトが続くと時差ボケになりにくい ので助かりますね
『→』のマークは、基本深夜便で帰ってくるので、到着が次の日の朝5時や7時なのでその日も常務にカウントされています。
『Rest』はフライトが深夜便で日付が変わってすぐなので、フライトに向けて体を休めておくレストDayです。
マルチセクターフライトが多い!
エミレーツ航空のロスターで驚くのは、「Multisector(マルチセクターフライト)」の多さ!
通常、レイオーバー後はドバイに戻ることが多いですが、このマルチセクターでは 異なる都市に飛び続ける ことがあります。
例:マルチセクターフライトのルート
「ドバイ→シンガポール→メルボルン→シンガポール→ドバイ」
「ドバイ→シドニー→クライストチャーチ→シドニー→ドバイ」
「ドバイ→リオデジャネイロ→サンディエゴ→リオ→ドバイ」
「ドバイ→バリ→オークランド→バリ→ドバイ」
このようなルートでは 1週間以上ドバイに戻らないことも!
「まるでプチ旅行のよう!」と感じることもありますが、荷物は スーツケース1つ なのでパッキングは大変です。
フライトの交換はできる?
エミレーツ航空では、 クルー同士でフライトを交換(スワップ) できます!
これは 外資系航空会社ならではの特徴 で、日系エアラインでは基本的にできません。
実際、私は ウィーン便とバンコク便を交換 しました!
ただし、 会社の規定により交換できない場合もある ので、必ずしも希望が通るわけではありません。
フライトのリクエストはできる?
エミレーツ航空では、「フライトリクエスト制度」 もあります!
クルーはグループ分けされており、「リクエストが通りやすいグループ」と「通りにくいグループ」が存在して、それが月毎にローテーションしていきます。
✅ リクエスト可能な内容
- 行きたい都市(例:ロンドン便希望)
- 休みたい日(例:〇日~〇日OFF希望)
- 特定の地域(例:アジア便希望)
- 長めのレイオーバー(例:48時間以上滞在の便希望)
ただし、リクエストが100%通るわけではなく、正直なところ 「運次第」 です(笑)。
1ヶ月まるごとスタンバイの「リザーブ制度」とは?
エミレーツ航空のCAは、年に1回 「Reserve(リザーブ)」 と呼ばれるスタンバイ月があります。
この月は OFFもフライトも決まっていない状態 で、毎日 夜6時以降に翌日の予定 が決まります。
どこに飛ばされるかわからないので、常にフライトの準備をしておく必要があります!
<スタンバイの種類>
- ホームスタンバイ(8時間)
- エアポートスタンバイ(4時間)
私も実際にこの時間を過ごしている時は、「冬の国?夏の国?」「7日間も帰ってこないマルチセクター?」とドキドキの1ヶ月でした!
日本人客室乗務員は日本線が多いか?
<特徴>
- 日本線(成田・羽田・大阪)には6名の日本語スピーカーが配置される。
- 日本線は毎日運航しており、日本人クルーもアサインされやすい。
- ただし、日本線は他国籍のクルーにも人気があり、日本線がない月もある。
- 一般的には月に1~2便程度の日本線を担当することが多い。
つまり、「日本線に乗る機会は多いが、100%ではない」と考えておけばOKです!
世界中にあるエミレーツ航空の就航国・就航都市
エミレーツ航空って、なんと 世界160都市 に飛んでいるのです✈️
アジア、オセアニア、ヨーロッパ、北米、南米、アフリカの 6大陸すべてをカバー しているから、「あの国行きたい!」と思ったときに、エミレーツ航空を選べばほぼ行けちゃいます。笑
ちなみに、日本の大手ANAの国際線は42都市なので、この規模の違いは圧倒的…
しかも、コロナで一時運休してた路線もほぼ復活✨ さらに、2023年には成田〜ドバイ便で プレミアムエコノミー を導入。そして 2024年6月からは関空発着便にも拡大!サービスもどんどん進化中です。
「世界を飛び回りたい!」って人には、エミレーツ航空のCAライフはとても魅力的です!
まとめ
いかがでしたか?
エミレーツ航空のCAは 世界160都市以上 を飛び回るため、 刺激的な毎日を送れる のが大きな魅力です。
一方で、深夜便が多いため 体調管理がとても大切 です!
ロスターをうまく活用しながら、オフの日はドバイでリラックスしたり、レイオーバーを満喫したり。
エミレーツCAのライフスタイルが、少しでも伝われば嬉しいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!