JAL CA採用 完全まとめ｜元CAが解説｜条件・魅力・面接・質問｜2025年版

JAL（日本航空）基本情報

JAL（日本航空株式会社）は、1951年に設立された日本を代表するフラッグキャリアであり、ワンワールドアライアンスのメンバーとして世界各地に路線を展開しています。安全運航と「日本らしいおもてなし」を重視し、国内外の乗客から高い信頼と評価を得ています。長年にわたり、日本の航空業界をリードする存在としてグローバルに活躍しています。

特徴

・拠点: 東京（羽田・成田）を中心に、関西・中部国際空港などからも運航
・保有機材: ボーイング787、777、767、エアバスA350など多様な最新機材を導入
・サービス: 「日本の心」を体現する丁寧で温かい接客と、洗練された機内サービスが魅力

JALのCAについて

JALのキャビンアテンダントは、「最高の安全とサービスを提供するプロフェッショナル」として知られています。伝統と革新を両立しながら、「お客様一人ひとりに寄り添うサービス」を追求しています。世界中で“OMOTENASHI”として称賛される日本独自のホスピタリティを体現する存在です。

CAの役割と魅力

1. お客様へのサービス:
   機内の安全確保を最優先に、細やかな気配りと温かみのあるサービスを提供
2. 就航都市とネットワーク:
   JALはアジア、ヨーロッパ、北米など世界約60都市に国際線ネットワークを展開。代表的な就航地には、ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、バンコク、ホノルルなどがあります。国内線では日本全国を網羅し、国際・国内両方で幅広い経験を積むことが可能です。
3. スケジュール:

   CAは月ごとのシフト制で勤務。1年目から国際線を担当することができます。

   国内線では1日に複数便を担当することも多く、国際線では長距離フライト後に十分な休養日が設定されています。JALは労働環境の改善にも力を入れており、ワークライフバランスを意識した働き方が可能です。

   フライングアワーは最大月に80時間です。月に1-2回、班フライトがあり、主に国際線の中長距離を同じメンバーと飛び、指導やフィードバックをしていただく制度があります。

4. チーム文化:
   JALのCAは日本人を中心に構成されていますが、国際線では外国籍のクルーと共に乗務する機会もあります。伝統を重んじる一方で、グローバルな視点と柔軟性を持ち、常に進化を続ける社風が特徴です。

   厳しい訓練と温かいチームサポートの中で、「人としての成長」と「誇りあるサービス精神」を磨くことができます。

福利厚生の魅力

JALのCAの福利厚生は、安心して長く働ける環境が整っている点が大きな魅力です。

• 充実した休暇制度: 年次有給休暇や連続休暇制度があり、フライトの合間にしっかりリフレッシュ可能。
• 住宅・交通サポート: セキュリティがしっかりした寮（家賃3万円）、光熱費（1万円）、通勤・乗務交通費の支給など、生活面のサポートが充実。
• 健康管理・医療制度: 定期健康診断や医療補助制度が整備され、心身のケアを重視。
• 社員優待制度: JALグループの航空券割引あり（本人・1親等の家族利用可）

  国内線は4往復分が無料、24往復分が90%割引、上限なしで50%割引。
  国際線は空席待ちで、50-90%割引。エミレーツやカタールも利用可。

• キャリア支援: 結婚・出産後も復職しやすい制度（5割7割勤務や6時間勤務等）や、地上職・管理職など多様なキャリアパスを用意。
• 海外勤務：海外支部があるため、バンコク、香港、シンガポールなどをベースにすることが可能
• 休日：月10-11日、有給は年20日（翌年繰越可能）

募集要項（2025年10月 更新）

2025年 3月採用 JAL 客室乗務員 募集条件（新卒）

• 2025年4月～2026年3月までの間に専門学校・短期大学・高等専門学校・4年制大学または大学院(修士課程・博士課程)を卒業見込みの方
• 呼吸器、循環器、耳鼻咽喉、眼球、脊椎などが航空機乗務に支障なく、必要な体力を有し、心身ともに健康な方。裸眼またはコンタクトレンズ矯正視力が両眼とも1.0以上の方。
• 土曜、日曜、祝祭日、年末年始を問わず､早朝および深夜を含む変形労働時間制での勤務が可能な方。
• 国際線に乗務するまでにパスポートの取得が可能な方。
• TOEIC600点以上、または同程度の英語力を有することが望ましい。
  上記(1)～(5)の条件を満たす方で、会社が指定する時期に入社できる方

2025年 3月採用 JAL 客室乗務員 募集条件（既卒）

• 2025年3月までに専門学校・短期大学・高等専門学校・4年制大学または大学院（修士課程・博士課程）を卒業されている方　※学部学科などの指定はございません。
• 呼吸器、循環器、耳鼻咽喉、眼球、脊椎などが航空機乗務に支障なく、心身ともに健康な方。裸眼またはコンタクトレンズ矯正視力が両眼とも1.0以上の方。
• 土曜、日曜、祝祭日、年末年始を問わず､早朝および深夜を含む変形労働時間制での勤務が可能な方。
• 国際線に乗務するまでにパスポートの取得が可能な方。
• TOEIC600点以上、または同程度の英語力を有することが望ましい。
  上記(1)～(5)の条件を満たす方で、2025年8月以降、会社が指定する時期に入社できる方

選考プロセス（ステップごとの解説）

ステップ1：エントリーシート提出。開始は毎年3月1日。
新卒の場合は年に３回、春、夏、秋の採用があるが、春採用がおすすめ（福岡、東京、大阪、名古屋で開催）

ステップ2：SPI適性検査

ステップ3：AI面接
・SHaiNと言うサービスを利用。ホームページで流れが確認できるので事前に必ずチェック。
・質問は3-5問
・笑顔で話すことを心がける
・撮り直し不可

ステップ4：1次面接（グループディスカッション）
・雰囲気、笑顔、頷き、　姿勢、チームワーク力重視
・最後の挙手制では積極的に発言する

ステップ5：最終面接（個人面接）
・個人面接
・健康診断：体力測定、視力、聴力等
・サロン：現役のJAL CAの方達と話せる

採用後
・内定者懇談会、内定式、入社式あり
・入社時期は相談可能

採用合格のコツとJAL受験生の感想

元CAがオススメする突破のコツ

・第一印象を大切に: 清潔感・姿勢・笑顔など「JALらしい上品さ」を意識。
・言葉遣いと立ち居振る舞い: 丁寧で落ち着いた日本語と所作で「安心感」を与える。
・サービスマインドの表現: 「お客様の立場で考えられる人」であることを具体的な経験で伝える。
・チームワーク重視: 協調性や周囲への気配りができる姿勢をアピール。
・JALの理念理解: 「安全・安心」「挑戦と革新」「おもてなしの心」など、企業理念に共感していることを示す。

2025年に受験した生徒さんの経験談

• 説明会の際の質疑応答で、採用担当の男性客室乗務員の方から試験の時間や人数は実際のフライトをイメージされているとお聞きし、自分自身が客室乗務員になったつもりで面接を受けました。
• 1次面接ではとても良い雰囲気だったこともあって敬語や姿勢が砕けてしまう方もいらっしゃいました。ジェスチャーが出てしまった時以外は、手は常に脚の上で、言葉遣いも敬語であることに気をつけました。
• AI面接はWeb面接と違って相手がいないので話し方もANAの時より辿々しくなってしまった気がします。
• グループディスカッションの「感謝とエール」タイムでは、結果として、全員が1人ずつ違う人を選び合い、全員が感謝とエールを受け取る和やかな雰囲気となりました。
• 最終面接のサロンではただおしゃべりをしましょう、というふうに伝えられていましたが、本当にそのような雰囲気でした。
• 全体として、JALの求める「人柄」「素直さ」「周囲との協調性」などが重視されていることを再確認しました。

過去にJALに合格した生徒さんの体験談

スカイアカデミーからご案内

スカイアカデミーには、エミレーツ航空・カタール航空・エティハド航空・キャセイパシフィック航空・JAL・ANA・その他日系エアラインに内定実績のある講師が在籍しています。

講師のKanaはJALとANAに合格した経験があります。
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豊富な経験から皆さんを全力でサポートします。講座や対策に関するご質問はお気軽に公式LINEよりご連絡ください。

大学1年2年生の方向け参考記事

大学1年生や2年生の方向けには、どんなアルバイト経験をしておいた方が良いのかを解説した記事や、CAの業務ででよく使う英語に関する記事も書いているので参考にされてみてください。

▶︎CA受験に有利なアルバイトや仕事経験を解説！
▶︎完全イメージ化：航空業界英語フレーズ44選【総集編】

JAL以外にもANAや日系の航空会社に興味がある方向けの参考記事

ANA CA採用 完全まとめ｜元CAが解説｜条件・魅力・面接・質問｜2025年版

最後までご覧くださりありがとうございました。
皆さんの挑戦を心より応援しております！