シンガポール航空の福利厚生と働き方を徹底解説

カテゴリー：CA業界/企業研究

# シンガポール # 福利厚生 # 面接対策 # CA採用面接 # CA受験初心者 # 企業研究 # 業界研究 # 大学1年2生向け

作成日：2024年10月24日更新日：2024年10月28日

シンガポール航空（SQ）の採用や福利厚生、働き方について詳しくお伝えします。特に給与、ボーナス、スケジュールなど、皆さんが気になるポイントにフォーカスして解説します。高い給与と働きやすさで人気を誇るシンガポール航空。この情報が、これから受験を考える方にとって役立てば嬉しいです。

シンガポール航空の給与や福利厚生について

シンガポール航空の給与体系

シンガポール航空の給与は業界内でも非常に高い水準です。具体的には、基本給が1,800シンガポールドルで、フライトの有無にかかわらず毎月支給されます。さらに、住宅手当として1,000ドルが追加されるため、合計でかなり安定した収入を得ることが可能です。

フライングアワーについては、シンガポール航空の日本人採用の枠では実は支給されません。その分、住宅手当や手厚いボーナスによってカバーされています。基本的には、日本とシンガポール間のフライトがメインになりますが、スタンバイで呼ばれた場合は、例えばニューヨーク線に乗務することもあります。そのような長距離便であっても、フライングアワーが発生しません。それでも普段飛ばない就航地に行けるチャンスなので、多くの方は嬉しいと感じるようです。

また、レイオーバー（宿泊）手当も非常に魅力的です。大阪・成田・羽田では1泊あたり250ドル、名古屋・福岡では300ドルが支給されるなど、手厚い補償があります。さらにミールアローワンス（食事手当）は朝食分として90ドルももらえるようです。そのような手当ても含めて、最低でも月給で45万円を超えるケースが多いです。

ボーナスの仕組み

シンガポール航空のボーナスは非常に手厚く、基本給の6か月分が支給されることがあります。2024年には、ボーナス総額が10,800シンガポールドルにもなり、航空業界の中でもトップクラスです。こうした手厚いボーナスは、シンガポール航空が人気の高い理由の一つです。

余談ですが、スクートもシンガポール航空の子会社なので、同じようにボーナスが沢山もらえると実際に働いている生徒さんから聞いています！

住居と家賃について

シンガポール航空では、乗務員には住宅手当として1,000ドルが支給されます。中東の航空会社のように寮はありませんが、自分で住居を見つけて生活します。多くの乗務員はシェアハウスを選び、日本人や他国籍のクルーと共同生活を送ることが一般的です。

たとえば、ある乗務員さんは、台湾人、マレーシア人、上海出身の方と一緒に5人でシェアハウスをしていました。家賃は約1,250ドルで、シングルルームを確保しつつ、リビングやキッチンをシェアするスタイルです。入社時には初期費用として50万円ほどの準備資金を持っておくと安心です。

シンガポール航空のフライトスケジュールとその他の手当てについて

スケジュールとフライト

日本人乗務員の場合、主な担当は日本とシンガポール間のフライトです。1か月に約6本の往復フライトを行い、スタンバイ勤務も含まれます。ロサンゼルスなどの長距離便もありますが、普段は飛ばない土地に行けるのがスタンバイで呼ばれた際の楽しみだそうです。

ただ最近はクルーが足りてきているようで、ある生徒さんは「スタンバイの時間は比較的のんびり過ごせて嬉しい」と話していました。実際、オフの日にはシンガポールでリラックスする時間も多く、十分な休暇が取れる環境が整っています。

グルーミングとサポート体制

シンガポール航空は、グルーミング基準が非常に厳しい航空会社です。ある乗務員は、入社時にトレーナーからニキビ跡の治療を勧められ、レーザー治療を受けました。治療費は500ドルほどかかりましたが、その後は肌がきれいになり、自信を持って仕事に臨めるようになったとのことです。

さらに、シンガポール航空は育児休暇制度も充実しており、出産後に復職して活躍する乗務員が多くいます。家庭と仕事を両立できる点でも、SQは魅力的な航空会社です。

年齢に関する採用傾向

シンガポール航空（SQ）の採用では、20代の方が非常に好まれる傾向があります。特に20代前半から中盤にかけての応募者が多く採用されていますが、28歳や29歳でも採用されるケースがあるので、年齢を気にせずチャレンジしてみる価値があります。実際に、28歳や29歳でシンガポール航空に合格したという話も少なくありません。

また、SQで数年間経験を積んだ後に、エミレーツ航空や他のエアラインに転職した方も多く見られます。またJALやANAなどの日系への転職をされる方もいます。シンガポール航空での経験が、他の航空会社に転職する際の大きなアドバンテージになることが多いのです。実際に、SQで3～4年頑張ってからエミレーツに転職し、さらにキャリアを伸ばしている方もたくさんいます。

JALやANAなどの日系の福利厚生は、とても手厚いので、自分自身のライフステージに合わせて、所属する航空会社を選ぶのも一つの手段となります。