【体験談】シンガポール航空CAの生活は実際どう?訓練・住まい・休日を元CAが語る

【体験談】シンガポール航空CAの生活は実際どう?訓練・住まい・休日を元CAが語る

シンガポール航空(Singapore Airlines)のCAに興味はあるけれど、「実際の生活は?」「入社後の訓練はどれくらい大変?」「英語やシングリッシュは?」と、リアルな部分が気になる方も多いはずです。

今回はスカイアカデミーのオンライン座談会に、元シンガポール航空CAのYさんをお招きし、就活当時の話から、4ヶ月のトレーニング、住まい探し、休日の過ごし方、現場で感じた文化の違いまで、体験談ベースで語っていただきました。

情報のまとめではなく、Yさんが実際に感じたこと・迷ったことも含めてお届けします!

そもそも「第一志望は日系」だったYさんが、SQに決まった日

意外かもしれませんが、Yさんは最初から「シンガポール航空一本!」で就活していたわけではありません。

本命はJAL/ANA。ところが、日系の募集が出る前にSQの募集が出て、「練習がてら受けてみよう」と応募したところ、選考がトントン拍子に進み、そのまま内定へ。
「偶然、ご縁があって内定をいただけました」


入社後いきなり現実:4ヶ月トレーニングは「角度」まで決まっている世界

SQといえばトレーニングが長い(約4ヶ月)ことで有名です。そしてその内容もとても細かいものになっています。

  • 飲み物の出し方、所作の“角度”まで指定される
  • サービス系の訓練が約2〜3ヶ月、その後に保安訓練
  • 「現場で覚えた方が早いのでは…」と思うくらい細かい

Yさんは当時は新卒で入社したため、この細かさについて「これが普通」と思って耐えていたとのことです。

2年前くらいからさらに訓練が厳しくなったようです

バッチメイトは半分が日本人、半分がシンガポール人だったそうです。

同期の年齢層はYさんが新卒での入社だったので、同期もみなさん同じ年齢だったとのこと。既卒の方達の年齢はバラバラだったそうです。

シンガポール航空は外資系で大学卒業まで入社を待ってくれる唯一の航空会社だそうです。


訓練は“厳しい”の質が違う:落ちたら即終了…じゃない

訓練中は一度ダメでも何度かチャレンジさせてくれます。

一方で、近年は訓練がより厳しくなっていて、ついていけず離脱するケース(日本人でも)も。

訓練中にはウォーキングのレッスンもあります。
訓練所の中のスタジオで、ウォーキングだけではなく、椅子の座り方も習います。


シングリッシュの壁:英語ができても「聞こえない」問題

受験生が見落としがちな落とし穴が、シンガポール訛り(シングリッシュ)

訓練中は先生の英語が聞き取りづらいこともあるかもしれないので、YouTubeなどでシングリッシュに耳を慣らすのがおすすめです。


住まいは自分で探す。だからこそ「どこに住むか」が生活の満足度を決める

中東のように寮が用意されているわけではなく、SQは基本的に自分で家を探すスタイル。
Yさんは、プール・ジム付きのコンドミニアムに、同郷(福岡)出身の同期と2人で住んでいたそうです。

最初の4ヶ月の訓練期間、訓練所に「歩いて通いたい」から、徒歩2〜3分の場所を選びました。

最近入社した生徒さんからの情報で「グローバルな5人でシェアしてるのが楽しい」という話も出ていました。


初期費用のリアル:「最初に50万円くらい必要」って、地味に大事

家を借りるときに敷金礼金などで、最初にまとまったお金(目安50万円くらい)を用意した方がいいです。


働き方:日本路線が中心だからこそ、逆に“安心”がある

1ヶ月のフライトアワーは80〜90時間。
日本人採用の場合、Yさんの当時は 乗務の約95%が日本路線
感覚としては「週に2往復」くらいで、日本到着後は24時間の自由時間がある、という話でした。

この「24時間で何するの?」が座談会の“生活感”ポイント。

  • 友達に会う
  • 家族に会う
  • 買い物に行く
  • ちょっと外に出るだけで気分転換になる

外資の中でも、“海外に住みながら日本とつながれる” というのはSQならではの強みとして語られていました。

最近入社した私の生徒さんたちからの情報によると、オーストラリア便やニュージーランド便の乗務もあるみたいです!


スワップ文化がある:福岡便を大阪便に変えられる

日本人同士で「便の交換(スワップ)」ができて、
たとえば 自分が福岡便、相手が大阪便 を持っていて、出身が逆なら「交換しよう」が成立する。

最近入社した私の生徒さんたちからの情報によると、プリファレンスもできるみたいです


有給は“30日くらい”。そしてアジアのリゾートが近すぎる

有給は 30日くらい。しかも「必ず消化していい」

その休みで何をしていたかというと、シンガポールの地の利を活かしてバリやプーケット。
ランカウイ など、近場リゾートへ。


中東とのサービスの違い

SQはサービスに力を入れているので、イヤフォンやメニュー、おしぼりを一人一人に配り、お客様との関わりを大事にしています。

宗教に配慮したスペシャルメニューやアレルギー用のメニューなども用意しています。
新婚旅行で乗られるお客様が多いので、エコノミークラスでもケーキを準備したり、クルーみんなでお祝いをしています。
この辺りは日系とはまた違った形でのおもてなしなのではないかと思います。

エミレーツ航空との大きな違いとして、お食事の配り方があります。
フライト中に2回食事サービスがある場合、エミレーツでは2回とも前から配りますが、シンガポール航空では1回目は前から配り、2回目は後から配ります。

すべてのお客様に自分の好きなものを選んでいただきハッピーになっていただきたいため、このようなサービスを行っています。

そのほかにも、英語が得意ではないお客様がいらっしゃる場合のために、エコノミー後方の担当でも、飲み物を配る時には右側を担当するなど、すべてのお客様と触れ合う機会を大事にしています。

「世界トップのサービス」と呼ばれる理由がここにあるんですね!

キャリアアップについて

エコノミークラスを1年経験すると自動的にステップアップの訓練が始まります。

実際にビジネスクラスのトレーニングが終わっても、ずっとビジネスクラスで乗務するのではなく、行きはエコノミー、帰りはビジネスというように振り分けられます。

ファーストクラスで乗務するには昇進する必要があります。ファーストクラスになると制服の色が緑色になります。


給与の話

シンガポール航空の給与体系については、ボーナスが手厚いことが特徴的です。
給与・手当は時期や制度変更で動くので、最新の体系や条件は別記事も参考にしてみてください。


人間関係:上下関係は「ゼロじゃない。でも日系ほどではない」

日本線は日本人クルーが3名とシンガポール人クルーという構成でした。

海外だからフラット…と思いきや、シンガポールは年功序列の文化も「適度」にあります。話に聞く日系ほど厳しくないと思います。

日本人スーパーバイザーの影響で、日本人クルー同士の雰囲気は和気あいあいとしてとてもよかったです。


SQの面接前に準備すること

  • 募集の申し込み期限が決まっていないため、募集が出たらすぐに応募する
  • ビデオインタビューは一発撮りのため、しっかり準備する
  • 髪型は夜会巻きにし、青や茶色のアイシャドーや赤いリップ、立ち振る舞いなど雰囲気を大事にする
  • 面接は英語と日本語
  • 面接会場は東京のみ
  • ケバヤが綺麗に着れるようにプッシュアップブラがお勧め
  • 学生時代のアルバイトは飲食店がおすすめ
  • シングリッシュに耳を慣らす(YouTube活用)

これからSQを目指す人へのメッセージ

CAは憧れの職業ですが、結構身近なものでとても楽しい職業です。
大変なこともたくさんありますが、女性が一番輝ける職業だと思います。
シンガポール航空に限らず、みなさんがご縁のある航空会社に就職できるよう祈っています。


Sky Academyからご案内

Sky Academyには、カタール航空元CAのKanaを含めて、エミレーツ航空CA経験者2名、エティハド航空CA経験者1名の講師が指導しています。

講師のKanaはJALANAに合格した経験があります。
また大手日系エアラインで10年以上の経験がある講師も在籍しています。

豊富な経験から皆さんを全力でサポートします。
また講座や対策に関するご質問はお気軽に公式LINEよりご連絡ください。 

最後までご覧くださりありがとうございました。
皆さんの挑戦を心より応援しております!

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