客室乗務員(CA)は高卒でもなれる?現実的に目指せるルートを元CAが解説

こんにちは、Kanaです!
「客室乗務員(CA)になりたいけれど、高卒だから無理かも…」
「CAになるには進学しか方法はない?」
そのような不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、元外資系CAであり、現在はエアラインスクール講師として多くの受験生をサポートしている私の経験をもとに、高卒からCAを目指す3つの現実的なルートや、応募できる航空会社を具体的に解説していきます。
【結論】高卒から客室乗務員(CA)になることは可能
結論からいうと、高卒から客室乗務員(CA / キャビンアテンダント)になることは可能です。
しかし、一般的な学歴の応募条件は以下の通りです。
- 日系航空会社:
「専門学校・短大・大学卒業(見込み)以上」が基本 - 外資系航空会社:
「高校卒業以上」で応募できるケースもある(ただし年齢や経験における条件がある場合も)
「高卒=CAになれない」は誤解ですが、全体的に見ると高卒で受けられる航空会社は少ない傾向にあります。
外資系航空会社では、学歴よりも「英語力・接客力・人柄」が重視されるため、CAとして即戦力となるようなスキルや経験があれば高卒の方にも大きなチャンスがあります。
しかし、これらのスキルに現時点で自信のない方が、他の候補者を差し置いて自分をアピールするのは簡単ではありません。そのため、専門学校やエアラインスクールなどでCAに特化した内容を身につけておいた方が、安心して合格を目指すことができます。
高卒からCAを目指す3つのルート
高卒の方がCAを目指す場合、大きく分けて3つのルートがあります。それぞれのメリット・注意点を解説します。
①高卒可の航空会社を受ける
最短でCAになれる可能性があるのがこのルートです。
▼メリット
- 進学費用がかからない
- いち早くCAとしてキャリアをスタートできる
▼注意点
- 大卒者や社会人も同じ選考を受けるため、アピールできる経験やスキルが必要
- 高校卒業後すぐには応募できないケースもある(例:エミレーツ・カタールなどは21歳以上が条件)
外資系などで年齢制限がある場合は、応募資格を満たすまでの「数年間の過ごし方」が合否を分けます。英語力を徹底的に磨いたり、接客のアルバイトで実務経験を積んだりと、面接で堂々と語れる自分をつくるための準備期間として有意義に活用することが大切です。
②専門学校・短大・大学へ進学する
JALやANAなどの日系大手航空会社を第一志望にするなら、一度進学して学歴要件を満たすのが現実的な選択肢といえます。
▼メリット
- 日系・外資系問わず、大半の応募資格を満たすことができ、選択肢が格段に広がる
- 時間をかけて幅広い教養や英語力を身につけることができる
- エアライン系の専門学校であれば、CA特化のスキルを効率よく習得できる
▼注意点
- 学費と時間がかかる
- 進学すればCAになれるわけではない
進学する場合も、「どの学校に通うか」より「そこで何を準備するか」が本質です。多くの航空会社は学部や学科を特定していないため、学生時代に培った経験がCAの仕事にどうつながるかが重視されます。
期間を抑えたい場合は、2年で学歴を取得できる国内の専門学校や短大がおすすめです。
また、外資系CAを視野に入れるなら「海外のCA専門学校への留学」という選択肢もあります。早いところでは1年で専門・短大卒と同等の資格(ディプロマ)が取得でき、英語力と専門知識を同時に身につけられるため、効率よくCAを目指せます。
私は大学在学中に1年休学してオーストラリアに留学し、TOEICを380点から800点まで伸ばしました。学生時代の時間を使い、この経験を積んでいなければ、外資系を含む4社からの内定はなかったと思います。学生時代にどう過ごすかは、本当に大きなポイントです!
③社会人経験を積んでから挑戦する
高校卒業後に一度就職し、社会人で培った経験とスキルを武器に「既卒・社会人採用枠」でCAへの転職を目指すルートです。特に外資系航空会社では、社会人経験者はまったく珍しくありません。
▼メリット
- 社会人としての経験値やマナーが「即戦力」として評価される
- 働きながら、CA受験の準備ができる
▼注意点
- 学生時代に比べると、試験対策に充てられる自由な時間が少ない
- 学歴条件が指定されている企業の試験には応募できない
転職元の職種としては、グランドスタッフなどの航空業界からステップアップするのも一つですが、飲食・ホテル・ブライダルといった接客・サービス業での実務経験も強力な武器になります。
社会人として身につけた「質の高い接客スキル」や「臨機応変な対応力」は、選考において何よりのアピールポイントとなります。
スカイアカデミー講師 Yoshinoです。
私も一度は日本の企業で正社員として働いてから、カタール航空のCAに転職しました。社会人として日々仕事に向き合った経験は、面接でのアピール材料に変わります。応募条件さえクリアしていれば、社会人で得た経験とスキルは最大の武器になります。ぜひ自信を持って挑戦してください!
どのルートを選ぶとしても、多くの方がエアラインスクールを活用しています。エアラインスクールでは、CA受験に特化したマナーやメイク、英語面接などのノウハウをプロから直接学べます。
エアラインスクールについては、以下の記事で詳しく解説しています。
エアラインスクールとは?特徴・費用・選び方を元CA講師が徹底解説

高卒で応募できる航空会社
高卒以上の学歴で応募可能な代表的な航空会社をご紹介します。
ただし、客室乗務員の採用条件や応募資格は常に変動します。実際に受験を検討される際は、必ず各航空会社の最新情報を事前にご確認ください。
▼日系航空会社
- スプリングジャパン:指定する時期に入社可能
- ジェイエア:高卒(既卒)
- 天草エアライン:高卒
▼外資系航空会社
- エミレーツ航空:高卒、21歳以上
- カタール航空:高卒、21歳以上
- エティハド航空:高卒、21歳以上
- リヤド航空:高卒、21歳以上
- 香港航空:高卒の場合、1年以上のCA経験必須
- キャセイパシフィック航空:高卒の場合、1年以上のCA経験必須
- ベトジェット:高卒
- エアアジアX:高卒、18歳以上
外資系CAを目指すために知っておくべきことは、以下の記事で詳しく解説しています。
外資系CAになるには?仕事内容・条件・スキル・採用までの流れを完全解説
高卒でCAに合格するために今から始める5つの準備
どのルートを選んでCAを目指すとしても、採用試験で求められる本質的な準備は共通しています。ライバルに差をつけ、合格を掴み取るために今から始めたい5つの行動を解説します。
1. 英語力を伸ばす
日系航空会社が求める英語力の目安はTOEIC600点程度ですが、外資系航空会社ともなれば、面接やグループディスカッションはすべて英語で行われます。
周りと差をつけるには、スコアアップはもちろんのこと、自分の意見を堂々と伝えられる「実践的な英語コミュニケーション力」を日頃から鍛えておくことが大切です。
2. 接客(ホスピタリティ)経験を積む
カフェ、ホテル、アパレルなど、お客様と直接関わるアルバイトや仕事の経験は、すべてCA面接のアピール材料になります。
ただこなすだけでなく、「目の前のお客様のためにどう考え、どう行動したか」という具体的なエピソードを、日々の業務の中で意識的に集めておきましょう。
3. 身だしなみ・立ち居振る舞いの意識
CAの選考では、面接室に入った瞬間の第一印象が非常に重要です。日頃から、相手に安心感を与える笑顔、正しい言葉遣い、美しい姿勢を意識しましょう。
特に外資系航空会社では、身長やアームリーチ、肌の状態などを厳しくチェックする「グルーミング・スキンチェック」もあるため、日々の自己管理が欠かせません。
4. 徹底的な自己分析
特に外資系の面接では、本に書いてあるような完璧な回答を暗記しても通用しません。「どんな経験をしてきたか」を自分の言葉で語る力が問われます。
志望動機、自分の強み、これまでの挫折経験などをノートに書き出し、徹底的に自己分析を行って言語化する習慣をつけましょう。
5. 各航空会社の情報収集
日系航空会社のような「毎年春に一括採用」とは異なり、特に外資系航空会社の採用は通年で行われ、募集が突然出て数日〜数週間で締め切られることも珍しくありません。
情報をキャッチし損ねた時点でチャンスを失ってしまうため、航空会社の公式サイトやエアライン系の情報アカウントを継続的にチェックできる体制を常に整えておくことも必要です。
CAになるために必要な条件やスキルについては、以下の記事で詳しく解説しています。
キャビンアテンダント(CA)になるには?必要な条件・スキル・合格対策完全ガイド【元CAが解説】
よくある質問(FAQ)
高卒だと選考で不利になりませんか?
応募資格を満たしていれば、選考で学歴が理由で不利になることは基本的にありません。
特に外資系航空会社の場合、重視されるのは学歴ではなく「英語力」「接客力」「人柄」です。実際の選考はグループディスカッションや面接が中心であり、出身校や学歴について深く問われる場面はほとんどありません。面接官からみた自分自身が「CAとして適しているか」がすべてです。
大卒と高卒で、入社後の給料や出世に差はありますか?
基本給に多少の差が出るケースもあります。
一部の日系航空会社では、大卒と高卒で初任給にわずかな差が設けられていることもあります。しかし、入社後のキャリアアップにおいては実力主義です。特に外資系では、機内でのパフォーマンスや日々の乗務評価によって昇進(チーフパーサー等へのステップアップ)が決まるため、平等にチャンスが広がっているといえます。CAの年収については、以下の記事で詳しく解説しています。
年齢制限はありますか?
一部の航空会社では年齢制限が設けられています。
エミレーツ航空やカタール航空などは、学歴条件自体は高卒でも応募可能ですが、応募時の年齢が「21歳以上」であることが求められます。また、アジア系の航空会社では「18歳〜35歳まで」といった条件が設定されているケースもあります。
年齢の基準は各航空会社によって異なるため、事前に募集要項をよく確認しておきましょう。年齢制限については、以下の記事で詳しく解説しています。
英語がまったくできないのですが、間に合いますか?
準備を正しく始めれば、今からでも十分に間に合います!
「英語が得意な人しかCAになれない」と思われがちですが、スタート時の英語力は関係ありません。私自身、最初はTOEIC380点という状態からスタートし、最終的には800点まで伸ばして外資系を含む4社に合格しました。
また、同じく講師であるYoshinoも、TOEIC350点から815点まで伸ばし、カタール航空のCAとして活躍していました!大切なのは「今の点数」ではなく、「今日からどう行動するか」です。正しいステップで学んでいけば、英語力は必ずついてきます。
まとめ
「高卒だから客室乗務員(CA)は無理かもしれない」と、諦める必要はまったくありません。
各航空会社が定める応募条件をクリアすることは必須ですが、それさえ満たしていれば、学歴に関係なく誰にでもチャンスは開かれています。もし「応募できる航空会社の幅を短期間で広げたい」と考えるのであれば、海外の専門学校へ留学し、効率よく資格と英語力を取得するというのもおすすめの選択肢です。
今の自分に何が必要か、どんな準備から始めるべきか悩んでいる方は、ぜひ一度エアラインスクールに相談してみてください。
CA受験において何よりも欠かせないのは、適切な情報収集と、自分の強みを最大限に伝える選考対策です。正しい方法でしっかりと準備を重ねていけば、憧れのCAへの夢は確実に近づくはずです!
スカイアカデミーでは、合格率94%・28社以上の実績とGoogle口コミ数No.1という受講生の皆さまからの高い信頼をもとに、オンライン完結で皆さんの夢を全力でサポートしています。
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講師のKanaはJALとANAに合格した経験があり、また大手日系エアラインで10年以上の経験がある講師も在籍しています。
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